昨2024年10月、新小岩に面白いピッツェリアがオープンしたとの情報!

…店の名は「和ピッツェリア~つむぎ~」。
酒好きな人のための気取らないピザ酒場を標榜しており、何と平日の14時という変則的な時間帯からピザを肴に飲むことができちゃいます♪

店表にはパーラ(窯でピザを焼くヘラ)が飾られているのが小粋ですね~

なんと箸置きはフィリックスのガム!!
食後の口直しにいただきましたが、著者は二十年ぶり?にこのガム食べました。端々にユーモアが感じられて良いピッツェリアですね(笑)
「和ピッツェリア~つむぎ~」で注文したもの
・サッポロラガー中瓶 ¥690
・ササミのわさび ¥590
・すき焼き半熟蘭王のっけ ¥1590
お通し


お通しは「お出汁」。この店で調理しているパスタなどの隠し味に使っている出汁を流用しているらしい。
鰹ベースのふんわりと優しくマイルドな風味でホッコリしてしまいます。
ササミのわさび

ピザが焼けるまでのビールのアテに一品注文♪

一口サイズのささみを甘辛なタレと胡麻で和えてあります。
中には小刻みにした茎ワサビが仕込んであり、ピリッとした爽快な辛味がアクセントになります。
なるほどね~これはアイデア料理ですね!
すき焼き半熟蘭王のっけ
「つむぎ」のピザのメニュー構成は「和のピザ」と「ナポリピッツァ」の二本立てになっている。
店の方曰く「和のピザ」の方が売りらしく、
「カニ味噌としらす」、
「イカの塩辛とじゃがバター」、
「海老と蓮根の柚子胡椒マヨネーズ」、
「海苔の佃煮とカマンベール」、
「あん肝ねぎポン酢」
など日本の食材を使った他所では見慣れないピザが多い。

注文した「すき焼き半熟蘭王のっけ」も、
ピザ生地に細切り牛肉、ネギ、大分別府のブランド卵「蘭王」を乗っけた一風変わったピザだ。


いつも通りピザ生地からチェックしていく。
生地は厨房のやや奥まった場所の石窯で焼かれており、指でつまむと粒子の細かな打ち粉が指に付着。コルニチョーネ(耳)の立ち上がりはやや低め。
空気の気泡を多めに生地に入れてふっくら感を出すというより、サクッカリッとした軽やかな食感を出す方に軸足が置かれているように思えた。

全体的にすき焼きの割下を彷彿とさせるような甘辛いタレがかかっている。
このタレと牛肉、葱、半熟卵を一緒に食べると、まさにすき焼き風になるというワケだ。
濃いオレンジ色の卵黄で少し前にブームになった「蘭王」がいい仕事をしている。
どろりと舌に絡むような粘性とともに、ギュッと濃縮還元されたような濃密な風味が割下風のタレとのシナジー効果を発揮。
そういや、「具の一部に和の食材を使う和風ピザ」ってありがちだが、「生地の上ですき焼きを再現してしまったピザ」は初めてだ。
決して奇抜さや目新しさ先行の料理ではなく、地に足の着いたピザとしての美味しさも確保しつつこういう新しい試みをやってのけた芸当はお見事。
あとがき
以上、「和Pizzeria ~つむぎ~」でした!
斬新な「和のピザ」に創作性の高い一品料理を備えたピザ酒場が爆誕。
「薄いピザに具を乗せる」というピザのシンプルさ故にこういった新しいオリジナルピザが生まれる。ピザという料理の無限の可能性も感じさせてくれるピッツェリアですね。
ちなみに日本酒のドリンクメニューを見ていると「メニュー表に載ってない、かなりいい日本酒沢山あります。」との記載あり。
この「和Pizzeria ~つむぎ~」は世にも珍しい「日本酒が充実したピッツェリア」という顔も持ち合わせているようだ。
フランス料理に日本酒をマリアージュさせるのが近年ブームとなって久しいが、「ピザに日本酒を合わせる」というのも面白いかもしれない。
日本酒好きの著者は次回は迷わずこの店で日本酒も楽しみたいですね。
メニュー表のギャラリー


お店の基本情報
基本情報
- 店名:和Pizzeria ~つむぎ~
- 住所:東京都葛飾区新小岩1-26-15 フットヒルズ 1F
- アクセス:JR新小岩駅 南口より徒歩約3分
- 電話番号:03-6231-4263
- 公式Instagram:@tumugi_wapizzeria
営業時間・定休日
- 営業時間:14:00~23:00(料理L.O. 22:30)
- 定休日:火曜日