今回紹介するのは吉祥寺の人気店『PIZZERIA Bottegante(ピッツェリアボッテガンテ)』。
オーナーピッツェイオーロの浅川拓也氏は山梨県出身。
調理専門学校を卒業後はイタリアンレストランで勤務し経験を積む。その後、渡伊しフィレンツェ、ミラノ、ナポリ、サルデーニャなどイタリア各地のレストランで2年間修業し帰国ののち、まず2014年に三鷹に『Bottegante』をオープン。その後、2024年にお隣の吉祥寺に移転し現在に至る。
三鷹→吉祥寺と連続して中央線沿線に開店したのは、地元である山梨と繋がっており中央線が好きだからだそうだ。
浅川氏は「自分の目が届く範囲で商売がしたい」という想いがあるらしく、店名の“ボッテガンテ”はイタリア語で「職人のいる小さな店の主人」の意味(脱線するが高級ブランドの“ボッテガ・ヴェネタ”は「ヴェネト州の工房」の意味)。
そんなポリシーを反映してか店は氏ひとりのワンオペ、その人気ぶりから平日にも関わらず満席状態でお忙しそうでした。
…ですが、非常によく手入れされた店内は清潔で居心地よし。この雰囲気のよい店内でお隣の席の吉祥寺マダムたちが世間話で花を咲かせていました。
『Bottegante』で注文したもの
・(ランチセット)ボッテガンテ ¥1800
ランチセットは主菜のピッツァ or パスタにサラダとソフトドリンクがついてくる。アラカルトでドルチェなどを注文する事も可能でした。
上述の通りワンオペでお忙しいにも関わらずドリンクは食前/食後選べるのがじつに丁寧だ。なお支払いは現金かPayPayのみだったので注意。

サラダ

葉物野菜のサラダと大根とミニトマト、半熟卵とエノキダケのマリネの盛り合わせ。

意外と量がありグラスの高さと比較するとボリューム感がわかる。
さっぱりとした酢仕立てのエノキのマリネがとても美味しい。
ボッテガンテ

注文したのは店名を冠したピッツァ「ボッテガンテ」。
トマトソースをベースにして具には燻製チーズ、バジリコ、モルタデッラ、温泉卵が使われています。

コルニチョーネ(縁)の幅、大きさはナポリピッツァとしては標準的か。
生地外側の皮のバリッとした食感に対して、内側はもっちりとしたコシの強い食感。外→内の噛み心地の変化量の大きさに驚かされるとともに印象的に感じた。
ナポリピッツァの生地は小麦粉と水、塩から構成されているが生地の中に塩のしょっぱさはあまり感じられずピュアで素朴な小麦粉の糖の甘味が感じられる。

チーズは燻製との事ですがあまりスモーキーさは感じられず。むしろフレッシュさとミルキーな舌ざわりがしていて美味。
チーズのミルキーさの合間にモルタデッラ(ハム)の塩気と肉の風味が絶妙なハーモニーを奏でる。バジリコも香りが立った良いものが使われており鼻孔をくすぐってくる。


ピッツァの中心部に鎮座する温泉卵が予想よりもはるかにトロトロ。あふれだす濃厚な黄身をピッツァの生地に吸わせたりして美味しくいただいた。
あとがき
以上、吉祥寺の『Bottegante(ボッテガンテ)』でした!
総評としては浅川店主の丁寧な仕事ぶりが光るオリジナリティあふれるピッツァ「ボッテガンテ」。綺麗で居心地のより店内と死角がなく唯一の欠点は駅から少し遠いところだけ、という感じでした。
こちらのピッツェリアはオススメです!次回はディナー時に再訪したいですね。
メニュー表のギャラリー

このお店の基本情報
項目 | 内容 |
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店名 | Bottegante(ボッテガンテ) |
ジャンル | ピッツェリア/イタリアン・フレンチ/ピザ・パスタ系 |
現在の住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-2-3(ラ・カシータ1A) |
アクセス | 吉祥寺駅北口から徒歩で約7分(約597 m) |
移転履歴 | 元は三鷹市下連雀で長年営業していたが、2024年4月11日に吉祥寺に移転オープン |
営業時間帯 | 時間 |
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ランチ | 11:30 ~ 15:00(ラストオーダー 14:30) |
ディナー | 17:30 ~ 22:00(ラストオーダー 21:30) |
このお店の行き方

吉祥寺駅の南口(公園口)より下車します。

井の頭通りを北西(三鷹方面)に歩きます。中央線の高架橋をこえて更に直進します。

道沿いに『Bottegante』があります。駅からの所要時間は徒歩7分ほどです。