中国には古来より「南米北麦」という言葉があるように、おおまかに華北は麺や餃子などの小麦食、華南には米食文化が主体であると言われています。
長江の中流域に位置する湖南省も水稲栽培に恵まれた「魚米之郷」である。
湖南省の省都・長沙は米の麺「米粉」の本場で、路面店の米粉を朝食に求める地元の人々の姿がそこかしらに見られる。
先月末、御徒町にOPENした「歳歳紅」は湖南人が作る本格米粉らしく大いに期待できそうだ!
「歳歳紅」で注文したもの
■ 揚げ豆腐 …¥418
■ 旨辛牛肉煮込みミーフン …¥1518

揚げ豆腐(酥炸脆豆腐粒)

ちょっと小腹が空いてたので軽食を追加(笑)

揚げたてのキツネ色の衣が綺麗~

薄くサクサクした衣。余計な調味料がついておらず豆腐の甘味など素材の味が引き立つ。
旨辛牛肉煮込みミーフン(招牌湘式紅焼牛腩粉)

看板メニュー「旨辛牛肉煮込みミーフン」を注文!
具は牛肉煮込み、チンゲン菜、木耳、青葱。

流石は四川料理よりも辛く、「最も辛い中国料理」の異名のある湖南料理(湘菜)です。
めちゃくちゃ激辛という程でないにしろ、カプサイシンの辛味成分がガツンと効いてますね~
油脂感が薄く比較的サラリと胃におさまりやすいスープです。

米麺は太麺or細麺の選択式。
細麺にしましたが臼歯で噛みこむとモチッとした反発力のある生地質。麺の形状も円形ですすると面白い。

店内に無料トッピングコーナーがあり、ザーサイや唐辛子、炒った大豆等が並んでいた。
四川料理は花椒の痺れをともなう「麻辣(マーラー)」と呼ばれる一方、
湖南料理は半発酵した唐辛子の酸っぱ辛さ「酸辣(スゥアンラー)」と呼ばれるが、まさに熟成の進んだ微量の酸味のあるタイプの唐辛子。
米粉にふりかけて味変を楽しんだ。
あとがき
以上、ガチの湖南米粉が味わえる「歳歳紅」でした!
鴨のネック肉など「鴨脖(ヤーボー)」系のサイドメニューも多く、
辛いもの好きの方にはかなりオススメできる店。
ぜひお試しを
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