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せたペイの利用方法や対象店をまとめた紹介記事を以下リンクに用意してます


京王線 千歳烏山駅南口から徒歩2分の「Dino(ディーノ)」さんも20%還元対象店です!
店主のディーノさんは南イタリアのアマルフィ出身。来日後、下高井戸の真のナポリピッツァ協会認定店「ピッツェリア トニーノ」で長年勤めたのち、2014年に独立して「Dino」を開店。
社会貢献活動にも積極的に参加しており、こども食堂なども運営しているそうだ。

しかもこの店、イ海外に展開するイタリアンレストランのうち、イタリア本国と同様のサービスをする店をイタリア政府が公認する、「M.O.I」資格まで保有しているのが凄い。
さて注文を受けると台の上で目にも止まらぬスピードと巧みなハンドリングで生地を伸ばして空気を含ませ成型し、具を盛り付けしていくディーノ氏。
まるで高級鮨のカウンター席から大将の繊細な包丁捌きを見ているような感覚。熟練のピッツァイオーロ(ピッツァ職人)の丁寧な手仕事が客席から見れるのも楽しい。
厨房内にはイタリアから輸入したという巨大な薪窯(おそらくフォルノ・モビノだろうか)。
まさにナポリの「気取らない町のピッツェリア」ってこういう店だろうな、と思わせてくれる。
「Dino」で注文したもの
・プルチネッラ(Sサイズ) ¥1400
・グラスビール(キリン) ¥600

プルチネッラ(Sサイズ)


2駅隣の八幡山の「Pizzeria Romana La Bufala」との連食でLサイズはしんどいので、注文したのはプルチネッラのSサイズ。
メニューに説明書きがあり、本来のナポリピッツァにおいてはSMLというサイズはなく、当店においては一人用にSサイズを用意しているとの事。
ちょっとした説明書きからも、本場のナポリピッツァの文化と魅力を日本人に知ってもらいたいという真摯な姿勢と熱意が感じられて好感がもてる。

Dinoの生地はSサイズとはいえかなり厚みがありボリューミーだ。

ナポリピッツァにおいてはコルニチョーネ(耳)の部分は、左右両手の親指以外の8本の指を使って、生地の中心から外側に気泡を作るように形成されるのですが、この店の耳の立ち上がりと食感はかなり強い。

あまりに素晴らしかったので断面から撮影してみたが、耳の部分は大きめの気泡が入っておりふっくらとした食感が表現されているのが分かる。
その内側は小麦粉がグルテン質層を形成されており粘りともっちり感。
非常に抑揚と変化に富んでいる。
一方で生地の表層は小麦粉が焼けてメイラード反応を起こして香ばしい薫香は放つ。
著者の祖父母は代々の兼業農家なのだが、精米して突いたばかりの餅を焼いた、あの香ばしさによく似ている。


いわゆるトマトソースを使わない白いピッツァ「ピッツァ・ビアンカ」で具はサルシッチャ・カットトマト・リコッタ。
斑(まだら)状に配置されたモッツァレラはトロトロに溶けておらず、水分を保ちつつ粘りとコシがある。
サルシッチャ(イタリアンソーセージ)は辛味控えめで素朴な味わいが特徴的。辛味がノイズにならないので、それぞれの具材の素の良さが引き立ちます。
…ちなみに“プルチネッラ”とはナポリ周辺の伝統的な道化師の事で、太鼓腹と黒いマスク白いダボダボな服が特徴。
じつは真のナポリピッツァ協会の看板のあのピッツァを焼く白装束の人が“プルチネッラ”です。
あとがき
以上、「Dino」でした!
…いやいや、大変よいピッツェリアでした!
本場のイタリア人職人の技術に裏打ちされた生地のクオリティの高さに加え、ディーノ氏のラテンで明るくフレンドリーな接客と楽しい訪問でした。
プルチネッラのほかメニュー表のとおり、ピッツァの種類が非常に豊富で、何度か訪問して色々試してみたいと思います
お店の場所(Googleマップ)
メニュー表のギャラリー

