本日は阿佐ヶ谷の「Lupi32(ルーピサンジュウニ)」。
2016年創業で食べログのピザ百名店に選ばれる人気店。
店主の志賀和真氏は
2012年にNapoli Pizza Festa 2012 第2回ピッツァ職人コンテストにて
『ファンタジー部門』と『アーティスティック部門』の2部門優勝。
2014年にナポリピッツァ職人アジア選手権&日本選手権で『クラシカ部門』優勝。
ミシュランガイド東京2018、2019イタリア料理部門にてビブグルマン店として掲載実績ありの実力者。

店内はシックかつムーディー、高級感のある落ち着いた雰囲気。
ふだんより良いディナーデートなんかに最適かと思われます。

ちょっと驚いたのはプロジェクションマッピングで薪窯に、
『ローマの休日』が投影されてます!
遊び心あるお洒落な演出に店主のセンスの良さを感じますね。
「Lupi32」で注文したもの
・蛍烏賊 五香粉のフリット ¥880
・鰤のリゾット ハーブ ¥1870
・ルーピ ¥2870
・カグア(ビール) ¥1400
・ボーミッシェル(日本酒) ¥1100
・エスプレッソ ¥330
12100円でおまかせのフルコースがありますが、
お腹の具合に応じて品数を減らすこともできます。
アラカルトに近い形で上記を注文しました♪


蛍烏賊 五香粉のフリット

ちょうど富山の新湊が3月1日が蛍烏賊漁の解禁日。
日本の旬の食材をイタリア料理風の揚げ物「フリット」仕立て、五香粉の中華料理のようなスパイス使いをしたフュージョン料理。
火入れ・揚げ具合が絶妙で
蛍烏賊のしっとり食感やワタの苦味を活きています。五香粉の甘い風味との組み合わせが美味。
鰤のリゾット ハーブ

肉厚の鰤を使った一品。
鰤はミディアムレアーで、
表面はジューシーですが、内側は甘い脂を感じさせる巧緻に富んだ仕上がり。
リゾットは米の固さを残したポキポキとした食感で、魚主体の出汁とハーブの薬膳感との高低差の大きさが魅力的。
ルーピ

店名を冠したピッツァ「ルーピ」を注文。

薪を模した木皿も素敵。
料理のみならず食器や演出もいちいちお洒落で憎い(笑)

構成は、
トマトソース・プローヴォラ・サルシッチャ・ンドゥイヤ・卵・バジル・黒コショウ
マルゲリータをベースに肉や
半熟卵全部のせの豪華バージョンといった感じ。
クラスト(生地)は少し扁平に広い形状で少し薄め。サクフワとした食感で薪の薫香が鼻孔をくすぐる。
コルニチョーネ(耳)の部分はもっちりと粘度のと噛み応えのある食感。

トマトソースのフルーティな甘味酸味と、
サルシッチャ・ンドゥイヤの肉とスパイス感、
半熟卵のマッタリ感が口中で合わさる。
バジルは熱でしんなりと変化。
優しい風味でした。

最後はエスプレッソのビターさで
ほっこりとクールダウン。
あとがき
以上、「Lupi32」でした!
ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)としての技術と創作性を合わせもつ「ふだんよりワンランク上のイタリアン」。
志賀店主とのピッツァトークも楽しく充実した時間でした。ぜひお試しを。