「小尾羊」は2001年に内モンゴル自治区で創業。自社で羊の畜産場を有するなど巨大飲食チェーンとして急成長し大陸各地に支店を展開。
中国政府からも
「改革開放以来30年の中国の功労企業」、「中国トップ10火鍋企業」、「国家羊飼育モデル基地」、「中国トップ100の畜産企業」等に選定。
東京でも銀座、六本木、巣鴨などに進出し
いま勢いのあるガチ中華グループです。

そんな小尾羊グループの新店として昨11月にオープンした「サラム小尾羊」。
大久保・新大久保両駅から徒歩5分と利便性の高い立地にあります。
「サラム小尾羊」で注文したもの
■ 辣香湯鍋定食 …¥1280
■ 自家製牛肉煮 …¥330
※注文はモバイルオーダー式

【泡椒風味】辣香湯鍋定食

ご飯・ザーサイつき。
巨大鉄鍋にグツグツと煮られ登場!
小尾羊グループの看板料理である鍋は
むかし内蒙古自治区呼和浩特(フフホト)市の
于敕勒川(チリチュア)を遠征していたモンゴル軍に随行していたチベット仏教の僧侶の伝承に由来している。
モンゴルとチベットの医学を修めた彼は
兵士のために羊肉を煮込んだ特別な鍋をふるまい、心身ともに健康になったモンゴル軍は万里を駆け無敵となり勝利したのだとか
私達が研究・開発する『小尾羊』は、勅勒川草原、父なる山々、母なる河畔、ゴビ砂漠など、重厚な歴史的文化をその中に留めています。
「小尾羊」火鍋が受け継いでいる“神湯”とは古くから伝えられている調理法をもととして、これに民間に伝えられている伝承を取り入れ、
さらにチベット、漢方の食理論を結びつけて作られたものです。
「兵士がかぶっていた兜が鍋、軍馬は炭、神僧とスープ、小さい尾の羊」。
小尾羊グループ公式HP「小尾羊火鍋の由来」http://www.syabusyabu.net/syabusyabu.htmlより
また小尾羊はハラールレストラン(イスラーム法において合法的に食べられる料理を扱う店)としての認定も受けている。

ラム肉、青菜、人参、きくらげ、もやし、肉団子と具沢山。
火力が強いので提供から3分ほどと比較的
早く出来上がるのも好印象ですね。


麻辣味、コラーゲン白湯、酸菜、醤油牛肉、トマト牛肉、四川麻辣薬膳など鍋の味が沢山ありますが、泡椒風味のものをチョイス。
泡椒(パオジャオ)は唐辛子を乳酸発酵させた四川料理や湖南料理でも多用される食材で、辛いと同時にツンとした爽やかな酸味感が特徴。
ちょうど熟成発酵が進み酸っぱさが増したキムチのような深みのある味わいです。

ラム肉は薄切りで4~5枚ほど入ってます。
脂身感のないサッパリした食感。臭みも少なく羊肉が苦手な方でも問題なく食べやすいと思います。

肉団子は可もなく不可もなし。
日本の「つくね」のように中に軟骨が入っている等もなくノーマルな粗挽き肉です。

塩気が効いたザーサイ。
鍋もザーサイもご飯に合ってたので
ご飯は大盛りにすれば良かったかなと少し後悔
自家製牛肉煮(牛腩)

トッピングの牛腩。
「小さい角煮」のようなテクスチャーで
咀嚼すると八角と五香粉がしっかり効いた
中国大陸テイストな味わい。
トロトロに煮込まれており
ぷるぷるの脂身も甘くジューシーです。
…思い出すのは大学時代。
当時は「ガチ中華」なんて日本に殆どなくて、
初めて中国の西安でガッツリ八角が効いた
現地料理を食べた記憶。
むかしは食べ慣れない八角の味が苦手だったのに、今ではすっかり好物に(笑)
八角好きの人に薦めたいトッピングでした。
あとがき
以上、「サラム小尾羊」でした!
いやこの店は内装も綺麗だし味も美味!
泡椒や八角など大陸らしい味付けですが、
具材のクオリティが高くチープさがなく
量にも大満足。
焼餅(シャオビン)など小麦料理のメニューも沢山あり、色々注文して試してみたくなる店です。
新大久保で韓国料理ではなく
敢えてガチ中華蒙古薬膳鍋をぜひお試しあれ
お店の場所(Googleマップ)
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