今回のお店は2024年10月、幡ヶ谷の甲州街道沿いにオープンした「yum」。
女性点心師の西原氏とソムリエの渡邊氏がタッグを組んだ異色の店で、
ワインや中国茶を片手に点心を楽しめます。
西原氏はグランドハイアット東京内の「チャイナルーム」、
六本木「虎峰」、麻布台「Series」といった東京を代表する高級中華のご出身。
名店仕込みの点心がハイレベルなのはもちろん、
あえて王道を少し外した独創的な点心もあり大いに楽しめます!
yumのラム焼き餃子

小ぶりな焼き餃子が4つ。
ちょうど「焼き小籠包」のように皮の表面はガリッとしてて
内側はスープたっぷり。
挽肉の粒度は粗くゴロゴロした食感。
野性味あふれるラム肉の風味とともにクミンのスパイス感が交錯。
どこか中国の新疆ウイグル自治区などで広く食べられている羊串焼き「シシカバブ」を思わせる味付けでした。
小籠包


生姜や黒酢につけずストレートに食べるのが「yum」流だそう。
チュルンとした薄皮は滑らかな舌ざわり。
グレービーで優しい出汁感にウットリ、つい目を細めてしまいますね(笑)
ポルチーニ焼売

具がギュウギュウ詰まった今にもはちきれそうな焼売!
食感を擬音語でいうと“ホワホワ”じゃなく“ブリンブリン”
弾力感を活かした仕上がりですね。
その味は「豚肉のうま味」×「ポルチーニ茸の重厚感」の掛け算。濃厚な味わいが表現されています。
素焼麺


〆に香港式の焼きそば。
博多ラーメンのように細麺で少し芯を残したポキポキとした食感。
香港らしいオイスターソースの甘い味付けをベースにしつつ、胡椒のスパイス感がアクセントになっていました。
まとめ

以上、「yum」でした。
バル調の明るくカジュアルな店内で
「ポルチーニ焼売」はじめ他にない一風変わった点心も特徴的。
ちなみに予算もビール一本飲んで4000円強と比較的お手頃でした。
お店の方もフレンドリーでしたので是非訪問を。


