【不動前『PIZZA CHECK』】聖林館出身ピッツェイオーロによる濃密タマゴピッツァ

2025年10月6日

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推しポイント
・名店『聖林館』出身のピッツェイオーロ（ピザ職人）
・随所に溢れる聖林館愛！
・ブランド卵「たむらのタマゴ」使用のピッツァ

おすすめのシチュエーション
・おひとり様で
・ピッツァ好きの友人と
・女子会で

　今回紹介するのは東急目黒線不動駅の人気ピッツェリア『PIZZA CHECK（ピッツァチェック）』。すぐ近くに系列店のベーグル専門店『BAGEL CHECK』がある。
　オーナーピッツェイオーロの齊藤哲平氏は中目黒の名店『聖林館』で６年間修業し2018年に独立。

　ちなみに『聖林館』といえば日本国内でナポリピッツァがあまり一般的でなかった時代から続くレジェンド店であり、「日本のピッツァの聖地」の異名もあります。

　以前紹介した御嶽山の『ファッブリカ1090』の徳丸氏、二俣川の『ヘクトパスカル』の歌野氏も同店出身者。この両店についても以前詳しくレビューしているので併せて確認いただきたい！

　そんな『PIZZA CHECK』ですが、ところどころに『聖林館』へのリスペクトが感じられます。

　まず店の場所が環六道路（都道317号環状六号線）沿いであること。この道路を2.3kmほど北上すると『聖林館』のある中目黒にたどり着きます。

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　それから店の意匠に“レコード盤”を使っているところにも『聖林館』創業者の柿沼進氏（ピザ職人になる前はジャズミュージシャンだった）へのリスペクトが入っているのではないかと推察。

　そして一番、決定的だったのは『PIZZA CHECK』店内を貫く螺旋階段。これは完全に『聖林館』店内のオマージュですね～

　おそらくピザ（ピッツァ）マニアの方ほど聖林館に絡んだ隠し要素に気づくのではないでしょうか？ディズニーランドで隠れミッキーを探すような感覚で面白いです(笑)

『PIZZA CHECK』で注文したもの

・（ランチセット）ちぇっく！　￥1980

　ランチタイム（11：30～14：00ラストオーダー）にはピッツァ１枚にソフトドリンクが付いてくるお得なランチセットがあります。

　ピッツァは月替わりの限定メニューもあります。ちなみに10月の限定は「サンマの蒲焼と栗のPIZZA」。

　そういえば不動前といえば徳川家光が鷹狩りの際に立ち寄った農家で休憩をした際に食べたサンマに感動し「サンマは目黒に限る」と発言した事に由来する逸話「目黒のサンマ」の目黒のお隣。そう考えるとちょっとエモい限定ピッツァですね。

　注文したのは店の看板メニュー「ちぇっく！」。

モッツァレラチーズに自家製チャーシュー、半熟卵、ほうれん草、ジャガイモ、コショウが使われています。

　３種類の国産小麦粉をブレンドし、その日の天候・気温・湿度に細心の注意を払って微調整を加え、専用の冷蔵庫で100時間以上熟成させたピザ生地。
　コルニチョーネ（縁）の部分が幅広になっておりそのボリューム感と厚みによる豊かな歯ごたえを感じさせてくれる。

　画像に写りこんでいないが裏面はしっかり目に火が入っており、咀嚼すると内側はもっちりとした生地の粘りと弾力感双方の食感が強い。

　徳島県阿南市のブランド卵「たむらのタマゴ」を使用。白身は少し固く卵黄はトロトロという絶妙な火加減。さすがに素材が良いので卵黄の濃厚さは特筆モノだ。

　卵黄のマッタリ感とよく溶けたモッツァレラのクリーミーさに対して、粗挽きの胡椒のピリリ感とほうれん草のビターさが引き算として作用。見た目の印象以上に全体の調和がとれているように感じられた。

　豚肉自体の風味を活かしたプレーンなチャーシューもハイクオリティで大満足だ。

　以上、『PIZZA CHECK』でした！レジェンド店『聖林館』で培った技術をベースに「ちぇっく！」はじめオリジナリティ溢れるピッツァが楽しめる優良店。

　味自体が良いのはもちろんのこと、環六に面した大きな窓からは光がよく差し込んできて明るく居心地もよかったですね。あと東京周辺のピザ（ピッツァ）マニアの方ならば聖林館オマージュの螺旋階段は必見です。ぜひお試しを

曜日	ランチ	ディナー	備考・補足
火〜金	11:30 ～ 14:00（L.O）	18:00 ～ 22:00（L.O 21:00）	ランチは14:30 CLOSE
土・日・祝	11:30 ～ 14:00（L.O）	17:00 ～ 22:00（L.O 21:00）
月曜	休業	—	祝日の場合は営業、翌火曜休みの場合あり