
本日は小岩の地で長年にわたり地元民に愛される『ボローニア』。創業は1974年と古くすでに半世紀を超える老舗です。王道のイタリアンや本場のナポリピッツァではなく日本風に解釈された料理が出てくる下町イタリアンです。
くすんだガラスに文字装飾された「PIZZERIA」「SPAGEHETTI」が何とも味がありますね~


店内は昔ながらの喫茶店のような趣きがあります。カウンター席にはイタリアの民芸品が数多く飾られています。
決して今風の店ではないのですが小岩民から根強い人気のある店で、実際に日曜ランチのピークタイムに訪問しましたが店内は老若男女問わず色んな客層のお客さんでほぼ満席状態でした。
『ボローニア』で注文したもの
・ミックスピザ ¥1250
・地中海風スパゲッティ ¥1350
・生ビール ¥650

ミックスピザ

注文から約10分ほどで到着。厨房内が見えないのですがおそらくオーブン焼きと思われます。


サイズ感はナポリピッツァより一回り小さいです。
生地質はふんわりと柔らかいソフトな食感。この柔らかさに加えチーズたっぷり、とくにピザの中心部分はチーズの重さに耐えきれないので三本指でピザを支えて食べるのにはあまり適してません。大人しくフォークで食べるのが良さそうです(笑)
コルニチョーネ(淵)の部分には画像の通りある程度の高さが付けてあります。チーズがかかっていないこの部分を咀嚼すると小麦粉がメイラード反応を起こした際の芳醇な香りがします。

なにせ大量に盛り付けされたチーズ、トロトロに溶けておりクリーミーですね。具はピーマンに玉ねぎにハム。
どこか懐かしいホッコリさせられる味わいでした。
地中海風スパゲッティ

お腹に余裕があったのでスパゲッティを追加注文。
ワカメやシーフードをニンニク唐辛子入りオリーブオイルでソテーした一品…ワカメだと?
ワカメを食用とするのは日本や朝鮮半島など東アジア地域のみ、地中海沿岸諸国の人ってワカメは食べないのでは?むしろ近年では日本から世界へ行き来する船舶、特に大型船のバラスト水の中に紛れてワカメの種子が世界各国へ運ばれて増殖しており、地中海の国からもワカメは侵略的外来種として恐れられています。
…まぁナポリタンが日本生まれのパスタが存在するよう、名前に「地中海」だからワカメを入れちゃダメ、なんて事はなく、『ボローニア』ならではの日式イタリアンだと考えていただければ(笑)

ゆるふわと少し柔らかめに茹でられたパスタ。オリーブオイルのコクにニンニクの辛味成分が加わりB級グルメのようなジャンク感もあり美味しい。バジルの清涼感がいい仕事をしていて相性も抜群ですね。


イカ、アサリ、マッシュルーム、トマト、エビそしてワカメと具沢山。ボリューミーでお腹も膨れますね。
胴の部分を長方形にカットしたイカのコリコリ感や、アサリのプリッとした食感が最高…そして意外にパスタに合うワカメ(笑)
あとがき
以上、小岩の下町イタリアン『ボローニア』を堪能してきました!
流行りのナポリピッツァのピッツェリアとは異なるどこか懐かしいピザに、スパゲッティは系統的にはロメスパ(“路面スパゲティ” の略で駅近くやオフィス街の路面店で提供される茹で置きで、盛りがよく、濃い目の味と具のスタイルの東京発祥のスパゲッティ)に近しい感じがしました。
客層もお子様連れの家族連れから、スパゲッティとピザをアテに飲んでる中年男性客まで色々。地域密着のよい店でしたので是非お試しを。
メニュー表のギャラリー



お店の基本情報
営業時間・定休日
- 営業時間(ランチ):11:30~13:00
- 営業時間(ディナー):17:00~19:00 または 17:00~20:00(場合により異なる可能性あり)
- 定休日:毎週火曜日
アクセス・所在地
- 住所:東京都江戸川区南小岩8-13-10
- 最寄駅:JR小岩駅 南口より徒歩4〜5分(約241 m)
席数・設備・支払い
- 席数:20席(カウンター席+4人掛けテーブル4卓)
- 全席禁煙、駐車場なし
- 予約:不可
- 支払い方法:現金のみ。クレジットカード・電子マネー・QR決済は不可
お店の行き方

JR利用の場合小岩駅の北口・南口ではなくシャポー小岩側出口が近いです。

駅前の飲み屋街を東(江戸川方面)へ進みます。

小岩中央通りを越えて直進し、ローソンの角のところで右折します。

少し進むと『ボローニア』があります。駅からの所要時間は徒歩約4~5分ほど。