
本日は三軒茶屋の『Trattoria e Pizzeria L’ARTE(トラットリア ピッツェリア ラルテ)』。
真のナポリピッツァ協会認定店、食べログにおいて4度のピザ百名店、2度のイタリアン百名店に選出。さらにはミシュランガイドにビブグルマンとして掲載される人気店だ。
ややクリーム色がかった内壁はじめ地中海を思わせる暖色系の内装でまとめた店内は、どこか温かみを感じさせ落ち着いた雰囲気とお洒落感がマッチしている。
オーナーピッツェイオーロの井上勇さんは都内のイタリアンでキャリアをスタートし、イタリア語が初学者の状態ながら渡伊。言語学習と並行してピッツァの武者修行をし、帰国後に中目黒に『トラットリア ピッツェリア イル・ルポーネ』をオープン。
その後、信頼できる店主にルポーネを任せ自身は2011年に『トラットリア ピッツェリア ラルテ』をオープンしてそちらに移り現在に至る。
昨2024年にはガストのピザ全6商品がリニューアルされ味が進化しましたが、実は同社のピザを監修したのも井上さんなんですよ…すごい!
さらに井上さんは人気イタリアンのオーナーであるのみならず日本ナポリピッツァ職人協会の副会長にも就任し、日本国内のナポリピッツァ普及にも尽力している。
…ちなみに脱線しますが、同協会会長の大西 誠さんの『PIZZERIA MANCINI TOKYO』、大坪 善久さんの『PIZZERIA IL TAMBURELLO』も以前紹介しているので、よかったら参照してみてくださいね。


『トラットリア ピッツェリア ラルテ』で注文したもの
・平日ランチメニュー Pranzo B ¥2200
前菜4種盛り合わせ

・モルタデッラ
・イワシのカルパッチョ
・青唐辛子のカポナータ
・鶏肉のグリル

まずは「モルタデッラ」から。脂身のほんのりとした甘味とローストしたピスタチオのカリカリ感と香ばしさ。薄切りですが熟成によって深みを増した肉の風味が美味。

続いて「イワシのカルパッチョ」。よく脂の乗ったジューシーなイワシを引き締めるような酢の酸味の存在感。

「青唐辛子のカポナータ」。乾燥唐辛子とは異なるヒリリとした鮮烈な辛さと爽やかなトマトの甘味。

「鶏肉のグリル」。ブロック状に切りそろえた鶏肉が使われており弾力感に富んでいます。
フォカッチャ

コースにフォカッチャが付いているのも嬉しいですね。焼きたでアツアツ、ホクホクとした食感とほんのりとした塩気がなかなか美味。
ヴェルドゥーレ

注文したのはトマトソースにモッツァレラ、色々な野菜入りの「ヴェルドゥーレ」。


『トラットリア ピッツェリア ラルテ』さんの生地は一言で表現するなら「大きくて、薄くて、うまい。」
ピッツァのサイズ感は他店よりやや大きく感じます。画像の通りコルニチョーネ(耳)には大きな気泡が入っており、ふっくらとした食感が味わえます。
対して中心部分は薄めに作られており見た目の大きさに反して意外と簡単にペロリと1枚食べられちゃいますね。薄いながらも歯を立てるとむっちりと弾性のある生地質がけっこう印象的。


野菜はズッキーニとパプリカの夏野菜コンビ。訪問が7月だったのでこの組み合わせなのか?別のシーズンだと具も変わるのかも。
野菜の瑞々しさを残した焼き上がりで酸味感控えめなトマトソースや、まったりとしたモッツァレラとの相性もよいですね。
アイスコーヒー

ドリンクは店の方から希望の提供タイミング(食前or食後)も聞いてもらえます。細やかな配慮が嬉しいですね。
あとがき

以上、『トラットリア ピッツェリア ラルテ』でした! 2200円というお手頃価格ながら多品目で、接客面含めたホスピタリティも良好な隙のないピッツェリア。
また機会をみて再訪してみたいと思います。
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お店の基本情報
📍 所在地・アクセス
- 住所:東京都世田谷区三軒茶屋1‑35‑17 1F
- 最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋駅」南口より徒歩約2分(約119 m)
⏰ 営業時間・定休日
- 営業時間:
- [月・木・金]11:30–14:00/17:30–22:00(隔週木曜はディナーのみ)
- [土・日・祝]12:00–14:30/17:30–22:00
- 定休日:毎週火曜+水曜ランチ(隔週)
💴 決済方法
- 支払い方法:現金、各種クレジット、交通系電子マネー、PayPay等QRコード決済対応
お店の行き方

東急田園都市線の三軒茶屋南口Aより下車。コメダ珈琲店の裏手の道を進んでいきます。


道沿いに『トラットリア ピッツェリア ラルテ』があります。所要時間は