
以前からずっと行ってみたかった、横浜の馬車道のナポリピッツァの有名店『LA FIGLIA DEL PRESIDENTE(ラ・フィーリア・デル・プレジデンテ)』。
1994年に遡りますが、当時ナポリでG7主要国首脳会議が開催された際のお話。
当時アメリカ大統領だったビル・クリントン氏がナポリピッツァを食べたいと所望しナポリ中心部のトリブナーリ通りを訪れる。
その際、彼が食べたマルゲリータとピッツァフリッタ(揚げピッツァ)を料理したのがエルネスト・カチャッリ氏。クリントン氏はエルネスト氏のピッツァを大絶賛したという。
のちにエルネスト氏の娘のマリア・カチャッリ氏が、夫でありエルネストの右腕として活躍したピッツァ職人のフェリーチェ氏とともにナポリに開店したのが『ラ フィーリア デル プレジデンテ』。
店名は日本語で“大統領にピッツァを作った職人の娘”を意味し、上述のクリントン元大統領とカチャッリ父娘のエピソードに由来しています。
横浜の同店は日本への進出1号店として2016年にオープン。食べログにてピザ百名店に5度選出されているほか、今井店主は2019 年ナポリのピッツァコンテスト「プルチネッラ・トロフェオ」で優勝するなど実力・実績ともに素晴らしいピッツェリアですね。
店舗の1階は青の洞窟を思わせるコバルトブルーに彩られた薪窯を中心に、L字型のカウンター席とテーブル1卓。
さすが横浜有数の人気店だけあって店の外まで行列が出来ていました。
『ラ フィーリア デル プレジデンテ』で注文したもの
・(ランチA)プロシュット・エ・ルーコラ ¥1900
注文は卓上のQRコードからモバイルオーダー式(おそらく口頭でも注文可能)
平日ランチは
・ランチA(サラダ、ピッツァ、ドリンク)
・ランチB(前菜3種、ピッツァ、ドリンク)
の2種類。
注文した「ランチA」でマルゲリータ、マリナーラ、ロマーナ、トンノなら1200円と超リーズナブル!モバイル上でドリンク類の提供タイミング(食前、食後)まで細かく指定できるのも便利でした。

プロシュット・エ・ルーコラ

注文してすぐにサニーレタスのサラダが運ばれてきます。ビネガーな酸味感のあるドレッシングがかかっていました。

ピッツァがやって来ました!こちらのピッツェリアはプロシュット(生ハム)の量も多く太っ腹ですね!

大きな気泡を入れてふっくらとしたコルニチョーネ(淵)。かなり厚みを持たせてあるのが分かります。
歯を入れると最初にカリッとした表面に犬歯が当たり次第にムチッと粘りのある内側の生地の食感を感じる。焼きムラが全くなく焦げによる苦味を一切感じなかったのも個人的に高ポイントですね。


プロシュットは塩味(えんみ)の尖りよりも、熟成された肉のうま味が前面に出てくる感じ。赤身部分もよいが仄かに甘味を包含する脂身部分が美味しい。
削ったパルミジャーノチーズのまろやかさがプロシュットの風味を際立たせる。

何気ないところですが、ルーコラも店によって十人十色。
この店では茎の部分を長めにカットしたルーコラを使っていますね。そのためか他店よりも比較的パリッとした食感に感じられます。
プロシュットやチーズの風味の中に、ルーコラの葉物特有のビター感がアクセントとして作用。
あとがき
以上、宿題店だった横浜が誇る『ラ フィーリア デル プレジデンテ』を攻略してきました!
実力も実績もあるナポリピッツァが思いのほかリーズナブルで満足度高め!平日でも行列ができている状態なので可能であれば事前予約のうえ訪問がベターを思われます。
近隣には同じくナポリピッツァの有名店『シシリヤ』もあるので、胃袋に自信がある方は連食してみてもよいかも。ぜひお試しを!
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お店の基本情報
📍 基本情報
- 住所:神奈川県横浜市中区常盤町5‑59(関内駅徒歩2分/馬車道駅徒歩5分)
- 電話:045‑228‑8846
- Instagram:@0804presidente
⏰ 営業時間・予約
- 月~金
- ランチ:11:30〜15:00 (L.O.14:30)
- ディナー:17:00〜22:00 (L.O.21:30)
- 土日祝:11:30〜22:00 (L.O.21:30)
※生地がなくなり次第終了のこともあり - 予約:可(電話で受付)。
お店の行き方

横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅4、8、9番出口のいずれかより下車。

馬車道通りを海側に向かって歩き左折。

徒歩約2分。JRの関内駅も歩いて5分ほどの徒歩圏内です。