本日は「ピッツェリア トラットリア ダ オカピート(Pizzeria Trattoria da Okapito)」をご紹介。
オーナーピッツェイオーロの岡田智至氏は千住の「アダッキオ」在籍時の2015年に「ナポリピッツァ職人世界選手権 日本大会クラシカ部門」において優勝。
2019年の「ナポリピッツァ世界選手権 スタジョーネ部門」でも世界3位に入賞する実力者。
その後、2021年4月に独立し「オカピート」を開店。以前訪問した阿佐ヶ谷のミシュランビブグルマン店「Lupi32」の店主様からリコメンドされて行ってみたかったのです。


店の場所は荻窪駅から徒歩4分ほどの青梅街道沿い。目と鼻の先にはスパイスカレーの有名店「吉田カレー」さんがあります。

入口のドアの取っ手がパーラ(ピッツァを窯に出し入れするヘラ)になってるのが面白い(笑)
店内は「サンタ・ルチア」がBGMに流れ南イタリアの雰囲気を演出してくれます。
やや細長い造りになっておりテーブル席多数とカウンター席が数席。
カウンター席に座ると目の前で岡田氏が生地に具材を並べ薪窯で丁寧にピッツァを焼いていく所作を眺める事ができます。

ちなみに無料の水はアクア・ガッサータ(炭酸水)です。
魚型のガラス瓶が小粋でオシャレだ。
「オカピート」で注文したもの
・アンティパストミスト(前菜盛り合わせ) 一人前 ¥1600
・サラーメ ピカンテ ¥2400
アンティパストミスト(前菜盛り合わせ)

本来は前菜盛り合わせは2~3人前分からなのですが、私みたいにソロ訪問の場合に限り1人前で注文可能です。
・ワカサギと芝エビのフリット
・人参の冷製スープ
・キノコ、ブロッコリーのマリネ
・カポナータ
・モルタデッラ
・レバーペーストクロスティーニ

「ワカサギと芝エビのフリット」は素材を活かしたシンプルな味付けとサクッとした薄衣の組み合わせ。

「レバーペーストクロスティーニ」の白レバーはねっとり濃厚な舌ざわりでピンクペッパーのピリリ感がアクセントに。
自家製のバケットはザクザクとした力強い食感が印象的ですね。
鮮やかなオレンジ色のモルタデッラは凝縮された肉のうま味と熟成感、しっとり食感があふれ出す一品。
サラーメ ピカンテ

メニュー表の「イチオシ!ナポリの辛いサラミのトマトピッツァ」の謳い文句に惹かれて注文。
具はトマトソース・乳牛モッツァレラ・グラパダーノ・バジル・オレガノ・ピカンテサラミ。


画像の通りコルニチョーネ(耳)の部分には所々大きめの気泡が出来ており、擬音語で言うと「フワサク」としている。
その一方で中心部を食べると気泡感を抑えグルテン質のもっちり感が前面に感じられる。
個人的には外縁部と中心とでメリハリと抑揚がはっきりついた生地質に感じられる。
ほんのり穏やかな塩味(えんみ)と香ばしい小麦粉で調和が取れている。

モッツァレラだけでなくグラパダーノが入っているせいかチーズが非常によく溶けており、一般的なマルゲリータよりも糸を引く。
チーズのコクとトマトソースの旨味・酸味、オレガノなどのハーブの香りが感じられるが、細切りのピカンテサラミの辛味が次第に上書いてくる感じ。
ピリッとしてて美味い。この辛さならばタンニンの苦味成分の効いた赤ワインともよく合うだろう。
あとがき
以上、「オカピート」でした!
さすが数々の大会で受賞歴のある店主らしく、前菜からピッツァまで隙のない完成度と満足度で大いに楽しめました。
スタッフ様のホスピタリティも高く居心地よく過ごすことができました。この店はディナータイムにも再訪してみたいですね。
店の基本情報
店名:ピッツェリア トラットリア ダ オカピート(Pizzeria Trattoria da Okapito)
住所:東京都杉並区天沼3-6-2 カノン武蔵ビル1F
アクセス:JR中央線・東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅から徒歩約4分
電話番号:03-5335-7618
営業時間:
- ランチ:11:30~15:00(L.O.14:30)
- ディナー:17:30~22:00(L.O.21:00)※土日祝は17:00~
定休日:水曜日
座席数:33席(カウンター・テーブル席あり)
予約:公式サイトまたは電話にて予約可能(毎月20日に翌月分の予約受付開始)
公式サイト:https://daokapito.wixsite.com/okapito
お店の場所(Googleマップ)
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