九段下に昨12月にオープンしたばかりの
「Pizza onicco(ピッツァ オニッコ)」。

オフィス街らしい落ち着いた雰囲気と真新しい奇麗で居心地のよい店内。ディナーは通常の店内営業ですが、ランチタイムはピッツァのテイクアウトオンリーのようです。
店主様の経歴は不明ですが、薪窯を使った本格的なナポリピッツァがいただけます。
「Pizza onicco」で注文したもの
・ミネストローネ(お通し)
・ハチノス 牛すじのビール煮込み ¥900
・ロマーナ ¥1900
・ハートランド ¥780
・グラスワイン(赤) ¥850


ミネストローネ(お通し)

ディナーはお通し込みでテーブルチャージが500円かかります。
この日はミネストローネ。スケルトンの器なのがお洒落ですね~
シャリシャリとしたトマトの繊維質を感じさせる舌ざわりと、リコピンのうま味・酸味、散らしたハーブの薬膳感が調和。これが付いてきて席料500円なら比較的お得感があります。
ハチノス 牛すじのビール煮込み

ハチノスと牛すじを豆と一緒に煮込んである。

ハチノスは貝類のようなコリコリ感を保持しつつ、一方の牛すじはコラーゲン質のホワホワ&トロトロ感。まさに「一度で二度おいしい」。
牛すじのうま味エキスが染み出したスープも絶品でした。
ピッツァ ロマーナ

マルゲリータの具に、
ミニトマト・アンチョビ・オレガノ・ニンニクを加えたもの。

クラスト(生地)は“よく焼き”でややウェルダン。
全体的に気泡感が少なく、ぺったり寄りの生地質で咀嚼するとグルテン化した小麦粉の粘りやコシが感じられます。
コルニチョーネ(耳)の部分も同様で、ふっくらしたエアリー感はひかえめでみちっと凝縮感があります。

モッツァレラは生地の上で奇麗な斑(まだら)状に配置されており、それにより抑揚のついた味わいが表現されています。
オレガノはややドライ寄りに感じました。
トマトソース&フレッシュトマトの甘味を、
アンチョビやニンニクの辛味が引き締める構成になっており、赤ワインのタンニンの渋味に合わせても力負けしない、パワフルな風味が魅力的でした。
あとがき

以上、「Pizza onicco」でした!
入口には大きなワインセラーがありワインの取り揃えが豊富、私が食べた「ハチノス 牛すじのビール煮込み」のようにピッツァ以外の前菜類も多く、大人数でお酒とともに楽しむのが最適。
純粋なピッツェリアというより、
その他の料理も充実した「ピッツェリア・トラットリア」ないし「ピッツェリア・リストランテ」といった雰囲気でした。
九段下駅から近くアクセスも良好ですので、ぜひお試しを