賞味期限: 比較的長持ちする加工食品を、定められた方法によって保存した場合、その品質が十分に保ておいしく食べられる期限。
広辞苑より
旅先で家族や友人に土産物をえらぶ時、
「賞味期限その日限りの生菓子」を諦めて、「日持ちする焼き菓子など」を選ぶことって多いですよね?
大部分の人にとって賞味期限って
「長ければ長いほどありがたい」ものだろう。
…ところが近年では逆転の発想で
「賞味期限の短さ」を売りにしたスイーツが登場しています。たとえば
「賞味期限1時間のメロンパン」
「賞味期限1時間のモンブラン」
「賞味期限30分の水信玄餅」などなど
極端に短い賞味期限を設定する事で、
受け手側の強い興味を惹くとともに
「賞味期限が早い=よほど新鮮で美味しいに違いない」というポジティブなイメージを与えることもできる。
「美人薄命」「短いものの儚さ」を
うまく活かした販売戦略だと言えよう。
…そんな「賞味期限めちゃ短い」シリーズの波が、ついにピザ界にもやってきた!
2025年3月にオープンしたばかりの
中目黒の「PIZZERIA IL VICOLO」の売りは、
なんと賞味期限1分のエアリーなピッツァ。

運営母体はリゴレットなどを展開するHUGEグループで、リゴレット系列らしい吹き抜け天井の広々としたゴージャスな店内空間。
ちょっとしたパーティなんかにも良さそうです。
「PIZZERIA IL VICOLO」で注文したもの
・サラミ・デビル ¥2100
・スペシャリティコーヒー ¥200

サラミ・デビル

噂に聞きし「賞味期限1分のピッツァ」。
…撮影したらダッシュで食べねば(笑)
具の構成は、
トマトソース・ナポリサラミピカンテ・サムソーチーズ・チェダー・唐辛子


クラスト(生地)はやや薄めで、コルチョーネ(外縁の耳)の立ち上がりは控えめで少しぺったりしています。
大きめの気泡で生地の密度感を下げてふっくら膨らせてるというより、きめ細やかな気泡が無数に入っており、咀嚼するときの「フワッサクッ」と軽めの食感を表現しているように感じます。

イタリア南部の「ナポリピカンテ」のサラミは唐辛子を練りこんでありペパロニに似ています。
チリソースもたっぷりかかった、
「辛くてジャンク」な方向性に纏められており、
どこかアメリカンピザを彷彿とさせるスタイル。

ランチはサラダがついてきます。
葉物野菜中心でシーザードレッシングのさっぱりした味わい。ピッツァがオイリー寄りなので食べ合わせの相性も良かったです。
あとがき
以上、「PIZZERIA IL VICOLO」でした。
広々としたスタイリッシュな店内はパーティやデートなど幅広いシーンで活躍するとともに、
「賞味期限1分のピッツァ」で話題も盛り上がる事うけあい。
ぜひお試しを。
お店の場所(Googleマップ)
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